不動産屋から審査終了のお知らせが来たので、引越しの日程を決めることに。

と思っていた矢先、妻が九州に旅行に行くという情報を得た。
お金がないのに、なんと九州に3泊4日程度で旅行に行くそうだ。
なんでも九州の親戚に現在の状況を話したら、飛行機代を出すのでくればいい、といわれたのだそうだ。
ついでにサッカーの試合があるので、見に行くのだそうだ。

こちらの読みとしては、ほぼほぼ嘘だろうと思っている。
単純にサッカーの試合に行きたいだけ。
このタイミングで旅行に行くといえば、周囲の人から「お金あるじゃん」と思われるので、あくまで自分ではお金を出さずに九州に行くことをアピールする目的だと思われる。
九州の親戚というのも眉唾だ。だいたい、いまさら出てくることがおかしい。10年間、そんな親戚が出てきたこともないし、話を聞いたこともない。まぁいたとしても、このタイミングで協力者であることは考えにくい。
というか、どうでもいいし、妻を引き取ってくれるならむしろありがたい。

ということで、家に一人でいる時間ができるので、引越しには最適な日程が手に入った。
妻がいるときに引越しをしたら、相当に面倒だ。

そもそも、数ヶ月前に別居を提案されているので、それに乗っただけであり、こちらから別居を切り出したのではない。

何も伝えずに出て行くとそれはそれで面倒なので、書置きとして別居及び条件面を整理して残した。
内容は以下の通り。

・別居自体は妻の提案に応えたものであり、こちらの発案ではない。該当のメールを印刷し添付。
→こちらから出て行くと同居義務違反となるのでこちらが有責配偶者になるため。相手側の提案によるものであれば、有責にならない可能性が高く、後々どちらにも転べる。
・別居後の婚姻費用分担額は、裁判所の算定表に基づき上限の16万円
・こちらの口座引き落としとなっている幼稚園月謝、習い事費用は婚姻費用から減算する
→養育費に関しては婚姻費用から支払うべきものなので、減算することが可能
・住居に関しては費用請求しないが、水道光熱費等生活に係る費用は負担しない
・車輌に関しても住居同様
・面会についての条件を記載
・別居後すぐに調停を申し立てる旨

大まかにこんな感じである。 

あとは準備して、新居に運ぶだけ。
これはそれなりに大変ではあったが、2日かけてなんとか出来た。

別居時に問題になりやすいのが、持っていくものだ。
共有財産ということで、妻側にも所有権を主張できるものの場合は、問題となることがある。
今回は相手が全く使わないものを中心に選んだので、あまり問題にはならないと思われる。
特に家電はほとんどすべてあきらめたので、新しく買いなおさないといけない。
お金が余っているわけでもないので、一気には買えないが、 そもそも贅沢したいタイプではないし、ないならないで楽しむので、持ってきて面倒になるくらいなら、家電などいらない、という感じである。
洋服は当然すべて持ち出し。マンガや趣味のものも、家に残したら売却されるだろうから、持ち出すことにした。
その他家屋に関する書類など、自分名義のものはすべて危ないので持ち出した。

唯一パソコンだけは持ち出すことにした。
理由としては、副業で使っているということと、実質的に妻はほとんど使っていないということである。

という感じで、合計3日かけて引越しをしたが、なにもなくなった自分の部屋を見ると、非常に寂しい感じがした。

子供たちには、別居数日前に、お風呂に入りながら話をした。
二人とも、会えなくなる訳ではないということを話すと、それなりに理解してくれた印象だ。普段から、妻が父親をひどい扱いをしていることを子供たちも気づいているので、それを踏まえて納得してくれたように感じた。

これでまず、離婚理由づくりの第一歩を踏み出したということろだ。
離婚裁判までいかずに決着したいところだが、どうなるか。
なんと不毛なことに多大な労力をかけなければいけないのか。
さっさと終わりにして、新しい人生を歩んで生きたいものだ。